算数は中学受験の中心となる教科です。中学受験を見据えて算数の学習を始めようとすると、何に取り組んでいけばよいのでしょうか?
これを考えるには、算数・数学教育において述べた以下の論文が参考になります。私が重要だと思った部分を引用すると、
- 算数・数学の好き嫌いと成績の高低は関係があり、好きだと成績は高い
- 発展的な態度と成績は関係があり、多様に考えたりできると成績は高い
- 基礎学力、すなわちリテラシーを考える際には、算数・数学の内容に加え、考え方だけではなく、算数・数学に対する情意面、例えば好き嫌いや発展的に考えようとしているかなども同時に考慮しなければならない
この論文を読んで考えさせられるのは、「公文式」は果たしてどうなのか?ということです。
私自身、年長〜小学4年生の終わりまで公文式をやっていました。算数はF教材(小学6年相当)までは進んでいたと思います。確かに計算問題は解けます。しかし、小学3年生頃から出てくる図形問題にはずっと苦労しました。5年生からは塾に通い始めて特殊算を習っていくわけですが、これも苦手でした。その後も大学受験に至るまで算数・数学の苦手意識は無くなりませんでした。子どもの算数の学習に付き合うようになり改めて自分の受験を振り返ってみると、解法の暗記や小手先だけのテクニックに頼っていたのがその原因だったのではないかと思います。
我が家の子供たち(長女11歳、次女7歳、長男4歳)はみんな3歳頃から公文に取り組んでいます。長女は公文には3年生まで通い、算数はG教材(中学1年相当)の最初の方まで進んでいました。しかし、私と同様に図形問題が苦手であり、4年生で塾に通い始めてからは算数全般に苦手意識を持つようになりました。
公文式算数の利点だと思うこと
- 計算に特化しており、多くの計算問題に触れることができる
- 年齢や学年に関係なく、能力に応じたところから学習を開始できる
- 少しずつ高い難易度の学習を行っていく
- 自分のペースで学習でき、学年を超えた課題にも取り組むことができる
- 学習の習慣が身につく
実際に公文をやってみて一番の利点だと思うのは、⑤の学習の習慣が身につくことだと思います。親が何も言わなくても自ら進んで取り組んでくれることが理想ですが、我が家ではそこまでには至っていません。
公文式算数の欠点だと思うこと
- 図形問題、特殊算など中学受験に必要な単元は学べない
- プリントに解説はほとんどないので、先生や親の教え方が重要
- ひたすら計算なので、算数の楽しさ、奥深さを学ぶ機会が少ない
- 単純にプリントの枚数をこなすことや先の学年の課題に進むことが目的になりがち
④が公文式をやっていく上での罠ではないかと思います。先に進むことはもちろん大事ですが、理解が曖昧なまま次々進んでいっても却ってよくありません。このような場合にテクニックに走ることになるのだと思います。
足し算から引き算に進む⇨引き算からかけ算に進む時に足し算の筆算を忘れている⇨かけ算をやっている間にたし算とひき算の筆算を忘れている⇨割り算をやっている間にかけ算の筆算を忘れている⇨分数をやっている間に筆算を忘れている
これは長女、次女(7歳)の両方で起こったことです。忘れてしまったことを取り戻すのに無駄に数週間費やしてしまいます。進み具合によっては前の単元でやったことがプリントに出てくるのに何ヶ月もかかることがあります。こういうのはある意味当たり前なのかもしれませんが、やり方次第で回避できると思います。長男(4歳)は足し算をやっているところですが、今後引き算に進むときには宿題プリントの1〜2割は前の単元のものを入れてもらうようにしようと思います。
中学受験を目標に算数を学習するのに適したサービスは?
タブレット端末の普及により算数の通信教育にもさまざまなサービスが誕生しています。例えば、以下のサービスが有名です。
- 進研ゼミ
- Z会
- スマイルゼミ
- スタディサプリ
- RISU(リス)算数
その中でもRISU(リス)算数は、算数に特化したユニークな教材となっています。算数を何とかしたいと考えている我が家の救世主になってくれるのか!?ということで、体験学習を申し込んでみました。長女は塾との併用、次女、長男は公文との併用となるので十分に取り組む時間はないかもしれませんが、RISU算数の体験してみたメリット、デメリットをこのブログで伝えていきたいと思います。
↓↓RISU算数では「1週間お試しキャンペーン」が行われています↓↓
お申し込みクーポンコード「akw07a」をご記入ください。