国語の宿題〜芥川龍之介「魔術」

昨日の国語の宿題は芥川龍之介の短編小説「魔術」を題材にした問題でした。

魔術士マテイラム・ミスラから魔術を教わった主人公。ただし、魔術を使うには欲を捨てなければならない。カードゲームで欲に目が眩み、相手の全財産を奪うために魔術を使ってしまったその時、彼は夢から現実に引き戻され、ミスラから魔術を使う資格はないとたしなめられる・・・というような話でした。

 

この「魔術」について調べてみると、面白いことが分かりました。「魔術」の冒頭に次のような記載があります。

マテイラム・ミスラ君とへば、もう皆さんの中にも、御存じの方が少くないかも知れません。

 

「魔術」が発表される3年ほど前、谷崎潤一郎の書いた小説「ハッサン・カンの妖術」に魔術士マテイラム・ミスラが登場するというのです。

 

ミスラは架空の人物だと思われますが、谷崎の小説の人物があたかも実在したかのように描かれているのは、洒落た演出であり、これも一つの魔術だったのかもしれません。

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